１６歳

皆サンは１６歳の時って何考えてました？
母親に毒盛って観察してやろうとか思ってました？


思い出してみたんです。
自分が１６だった時の事。
何考えて生きてたかなーって。
んで、『生きてた』ってよりは『どうやったらこれから先生きていけるか』でいっぱいだったなと思い出したわけです。
かっこ良く言えば自分の道を模索してたわけですが、実際はそんなもんじゃなく、自分さえ分からずのた打ち回ってたんです。

縋り付けるもんなら何にだって縋ってたかも知れません。
穴ぼこだらけの自分を埋めるために、自分にはないもん欲しがって。
ソレは自分ではないのに、手に入れた気になって。
強くなった気になって。


私に彼女の気持ちなんて分からないし、分かるわけもありません。
だって私は彼女ではありませんから。
彼女に私が分からないように。


ただ一つ言える事は…誰よりも毒に侵されていたのは彼女、ですよね。
母親の死よりも魅力的だと思える程に。